里芋の皮をむく


 

 道の駅や物産館で、その土地のものを買うのが好きです。



 旅先なんかでは、その土地の空気まで、一緒に持って帰っているような気持になれます。

今は、コロナ禍で旅行にも行けないので、近くの市町村の道の駅へ行きます。今日も、野菜をたくさん買ってきました。1,500円で買い物かごいっぱいに買えました。


 その野菜の中で、今回私が惹かれたのは、里芋でした。今の寒い季節、豚汁や煮物なんかに入れると美味しいですよね。皮付きのものを売っていたので、思わず手に取りました。


 突然ですが、作業しながら煮詰まった時、あなたはどうしますか?



 私は、家事をします。家にいて、座って机と向き合っていると、どうしてもこれ以上進まない、という時があります。立ち上がって、とにかくその日に片付いていないものをやり始めます。昨日は、絵本制作でストーリー構想をしていたのですが、何か引っかかってモヤモヤと進まないので、午前に買ってきた里芋の皮むきをすることにしました。


 学生の時に、先生が「文章書いたり、制作に行き詰ったら、私は歩いています。身体を動かすと、ふとアイディアが降りてきたりするんです」と言っていたことを思い出しました。私の場合、それが家事をすることでした。無心になって手を動かしていると、気持ちも落ち着いてくるし、少し思考が穏やかなスイッチに切り替わる気がします。


 たくさん皮むきも出来て、家事も片付くうえ、それまで向き合っていた制作にも、新たな視点で踏み込み始めることが出来る気がします。



 芋も、食べてもらえる準備が出来たので、心なしかもう身を委ねて横たわっている、そんなインスピレーションを受けました。そのあとは、里芋をひたすら下茹でしたので、その間にまた制作を再開する私でした。



 今日のお話はこの辺で。また、私とおはなししましょう。



Copyright 2022 Chihiro Egoshi




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