【空のスケッチ】 2022.1.27 17:00
今日はくもりの一日でした
夕方と夜の間の時間、雲は水に墨を流したように、
いっせいに同じ方角へ流れ進んでいきます
じんわりと濃淡があって、その行く先を見ていると
思わず吸い込まれていきそうになります
雲は行く宛を知っているのに
私は、いつもどうしても自分の進むべき道程が分かりません
このさきに道が続いているのかも、定かではありません
もしもこの雲のように、一目散に駆けていける所があったなら
そこに身を委ねる勇気があるでしょうか
そう遠くはなくても、踏み入る一歩が大きいのですから
明日の空は晴れるでしょうか
私がいま、見上げた先の雲は
その景色を知っています
Copyright 2022 Chihiro Egoshi
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ココナラ 「えごし ちひろ」で出品しています。
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