花を描くこと
あなたは、何の花が好きですか?
私は、花の絵を描くのが好きです。実際に生花を買ってきて、その花とにらめっこするように観察して描きます。これは私が学生の時に工芸の習作のモチーフとして、「花を描く」というお題が出されてからというもの、続けている訓練です。何気なく目にしている、どんな様子か分かっている花でも、こうやって「にらめっこ」すると、見える解像度がグンと上がります。花そのものの姿、花びらの形、花のしくみが、描いているうちに分かるようになります。線として表現するには、その一筆のために30分くらい「見る」ことがあります。描くことより、見ている時間のほうが多いかもしれません。学生の時は、鉛筆だけの線画でのみ花を描いていましたが、最近は水彩で色を付けたり遊んでいます。
おうち時間が増えたいま、お花を部屋に飾ってその花を描いてみると、ちがった花の楽しみ方が広がるかもしれません。花がお部屋にあるだけでも、心が慰められます。
今日のお話はこの辺で。また、私とおはなししましょう。
Copyright 2022 Chihiro Egoshi
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